関東大震災から100年以上が経過しましたが、この大震災から得られる教訓は、私たちが災害に備える上で非常に重要です。防災月間である9月に、この大震災を忘れず、命を守るためのスカウト活動を企画しました。
まずは、旗揚げの歌、誓いなどセレモニーを行いました。
その後、すぐに、夏キャンプの振り返りを行いました。保護者の方に作って頂いた、3泊4日の夏キャンプのビデオを鑑賞して、キャンプの際の活動を振り返りしました。
それぞれ各組の夏キャンプでの活動目標を改めて確認して、出来たこと出来なかったことを振り返りました。
ちなみに、スカウトが決めた各組の活動目標は、ご覧の通り。
1組:メリハリをつけて安全に楽しもう
2組:元気よく安全に楽しく遊ぼう
3組:やっていいことやっていけないこと考えて行動する
各組で反省会を実施してから、組長・次長による発表。部屋が汚かった、ハンカチをポケットに入れてなかった、判断が早かった、反省後、整理整頓ができた、など反省点、良かった点が出てきました。夏キャンプの夜に、組毎に単なる失敗の検証ではなく、個人や組が成長するために自己を振り返りながら、話し合ったことを思い出しながら発表しました。
この後、8月22日の国会見学のお礼の色紙を作成しました。
本日のメインの活動である防災を考える活動です。
組ごとに防災に関するクイズを考え、正解の人数の合計数が20人に近い組が優勝。
「いい塩梅」にクイズの問題を考える活動です。早速、質問。塩梅ってなんですか?極端に難しい問題、簡単な問題を作るのはできるがみんなが分かるような、わからないような問題を作るのは、チャレンジグな挑戦です。質問を作るために、組で分かれて、図書館に行き、本をお借りして、各組3問の問題を作りました。
秀逸なクイズが出てきました。各組で考えたクイズの例です。
【質問例1】
Q エレベーターに乗っている際に、地震が発生しました。その際で違うものは?
S ①近くの階のボタンを押す②非常ボタンを押す③全てのボタンを押す
A ①近くの階のボタンを押す。7人が正解でした。
【質問例2】
Q 阪神淡路震災で水道の復興が遅かったのはなぜですか
S ①地下に埋まっていたから、②手が回らなかったから、③水漏れがひどかった
A ①水道管が地下に埋まっていたから。7人が正解でした。
【質問例3】
Q 緊急隊がくるまでにかかる時間は
S ①5分、②10分、③20分
A ②10分。10人が正解でした。
【質問例4】
Q 地震の震度は最大数はいくつでしょうか。
S ①震度5、②震度7、③震度10
A ②震度7。11人が正解でした。
【質問例4】
Q 1998年に発生した外国で自然災害種類は
S ①3種類、②8種類、③10種類
A ③10種類。地震、洪水、サイクロン、ハリケーン・・・2人が正解でした。
それぞれ、質問を発表する担当、回答を説明する担当に分かれて、場に立ち発表をしました。途中経過で、ポイント数を考えながら、クイズの難易度をアレンジしておりました。1組は11人ポイント、2組は、25人ポイント、3組は27人ポイント。優勝は、20人ポイントに近い、2組が優勝。
クイズの問題を考える過程で、防災の事を調べ、どうやって避難をして、命を守るかを学び、他の組のクイズを答えることで、新たな防災の知識を吸収した活動でした。
閉会のセレモニーにて本日の活動は終了しました。
今月は、飛行機の整備工場見学会が開催されるため、質問事項を宿題として指令し解散。
最後に、指導者向けに三角巾の使い方を隊内研修とて行いました。三角形の形と大きさを活かして、止血や固定などの応急手当に役立つことを学びました。個人的に、三角巾が折り畳まれていくうちに、包帯のように四角になっていくトランスフォーメーションが好きです。来週は、三角巾を使う活動を予定してます。